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スピノザの世界―神あるいは自然 感想



スピノザの世界―神あるいは自然
上野 修 著
講談社現代新書

17世紀の哲学が静かに我々に語りかける。「神」はどのように定義できるだろうか。神が唯一の実体だとは、どういうことだろう。幾何学のように公理や定理を使って哲学したスピノザの思索が今よみがえる!

スピノザの思想史的評価については多くのことが言われてきた。デカルト主義との関係、ユダヤ的伝統との関係。国家論におけるホッブズとの関係。初期啓蒙主義におけるスピノザの位置。ドイツ観念論とスピノザ。現代では、アルチュセール、ドゥルーズ、ネグリ、レヴィナスといった名前がスピノザの名とともに語られる。スピノザはいたるところにいる。が、すべては微妙だ。たしかにスピノザについてはたくさん言うべきことがある。そのためにはスピノザの知的背景と時代背景、後代への影響、現代のスピノザ受容の状況を勉強する必要がある。けれども、まずはスピノザ自身の言っていることを知らなければどうしようもない。そのためには、スピノザがどこまで行ったのか、彼の世界を果てまで歩いてみるほかない。彼が望んだようにミニマリズムに与し、彼の理解したように事物の愛を学ぶほかないのである。

はい。別に私ライトノベルばっかり読むわけじゃないんですよ?
というわけで今回は哲学者、スピノザさんの解説書です。正直、スピノザという名前自体もあんまり知らないくらいの人だったのですが、(この本自体は知り合いからの借り物です)この本を読んで、おお、この人かなり頭いいんだなあと思えます。

まあただ、もちろん元の書だと読みにくい分野は多々あるようですね。ところどころの出てくる原著の文章がかなり怪しいところも多いので。その意味でこの著者の方の再構成能力もなかなかのものといえます。

神は溢れており、溢れているさまが神なのだというような彼の思考は、デカルト系の心身二元論的考え方に浮かぶ疑問符の解決策としてはなかなかであり、また、理屈を重ねて心理に辿り着こうとするさまは、理系チックで心惹かれます。非常に楽しめました。

ただ、完全に理解しきれたかどうかはまだ怪しい・・・(´・ω・`)
というわけで☆3つ

いつか☆5つをつけられるようにしたいものです。

☆3つ

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