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ネコソギラジカル 感想



ネコソギラジカル (上) 十三階段
西尾 維新 (著), take (イラスト)
講談社ノベルス

「よう―俺の敵」“世界”を、そして“物語”を終わらせるため、「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”に「狐面の男」はささやく。キーワードは、加速。そして、世界の終わり。何より、物語の終わり。待ち受ける刺客、“十三階段”の向こう側にある“終わり”の果てにあるものは―!?新青春エンタの決定版中の決定版、“戯言シリーズ”。その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作の前奏曲がついに奏でられる!完全燃焼、西尾維新。



ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種
西尾 維新 (著), take (イラスト)
講談社ノベルス

「―諸手をあげて、喜べよ」人類の最終存在、橙なる種・想影真心を伴って、「僕」こと“戯言遣い・いーちゃん”の前に「狐面の男」は現れる。バックノズル、ジェイルオルタナティブ…。“運命”の最悪の傍観者たる彼が唱える“世界の法則”は、この世の“真理”そのものなのか!?新青春エンタの決定版中の決定版、戯言シリーズ、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、すべてが予測不可能な主題が激しく錯綜し旋律する、待望の中巻。



ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い
西尾 維新 (著), take (イラスト)
講談社ノベルス

「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」“人類最悪の遊び人”たる「狐面の男」は「ぼく」こと“戯言遣い”に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤…。シリーズすべてを貫く伏線の楽譜は絡まり合い、一気に奔流をはじめる!そして、そして、そして、そして、そして―ゼロ年代の小説界を駆け抜ける新青春エンタの決定版中の決定版“戯言シリーズ”、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、ついに大団円。

ネコソギラジカルという作品の感想を3巻一気に書くというのは結構自分でも逃げの一手という感覚はあるのですが、やはり上中下ということを考えるとこれが一番いいのではという感覚も同時に覚えるのでよしとさせてください。(刀語とかも本来前巻通して読まないと感想としてはダメなのでは、と思ったりもしますけどそれはそれ。)

戯言シリーズというのは西尾維新氏が初めて明確に終了させた作品、でいいんですかね? というより実際には明確に終わっているのはこのシリーズと刀語だけって考えるとそれもそれでどうなんだ(刀語は12ヶ月で終わるのが明らかであったので、明確に”終わらせた”のはこの作品が初めてということになると思います)

個人的にはこの3巻分の怒涛の展開。最終決戦に敗北し、大事な仲間を亡くし、相手を切り崩したら、相手が手を引き、友を失う恐れを乗り越え、友一人の彼から、皆を救う彼に変わったこの一連の流れを非常に好ましく思っています。彼が最後の最後までもし変わらなかったのだとしたら、友は天才性を失うこともなく、やはりどこまでも孤独に死ぬしかなかったはずなのです。彼が皆といるための彼になったからこそ、友は彼といることの出来る友になれたのではないかなあと思うのですが、ちょっと考え過ぎでしょうか。

ちなみにいまアマゾンレビューとか見てびっくりしてたのですが、伏線回収とかされてないということを結構気にする人多いのですね。たぶん西尾氏の場合、この伏線具体的なことは全く考えられていない可能性すらあるので、自分はあんまり気にしてないのですけれども。過去が全て語られる必要は無く、彼らがハッピーエンドを迎えたということだけで僕は十分幸せなのです。

これ以上は完全雑感なのですが、このあたりの時点で黒神めだか(めだかボックス)の異常性(アブノーマル)のプロトタイプというのは登場していたのですね。というのは読み返してみての発見でした。

P210 
一回見たモノなら、なんでもコピーできるんです。」
複製(コピー)というよりは、それは完成(コンプリート)、なのだけど。

おそらく最初のシリーズであることから、彼の作品の中でこの戯言シリーズのキャラをプロトタイプとして完成されたキャラは多々いるのでしょうけど、残念ながら私はまだ刀語、ザレゴト、めだか、少女不十分、悲鳴伝等しか読んでいないため、あまり明確に指摘できるキャラはいません。しかし、なんとなく一番近いのは実はめだかボックスなのかな、ともシリーズ通して読んで気づいた所ではあります。才能、異常という要素、殺し名というどうしようもない過負荷たち。西東天の物語に対するメタ姿勢が安心院さんに通じるというのも過去指摘しましたね。そう考えると、めだかボックスがどこへ向かうかというのは非常に興味深い所ではあります。果たして、ハッピーエンドで終わることができるのですかね、あの作品。

全部合わせて☆5つ。

一言:初めて読んでから6年。僕も後悔せずに生きて来ました。

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