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ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 感想



ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学
本川 達雄 (著)
中公新書

動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。

心拍数一定の法則だとか、島の規則(生息地にともなってサイズが変わっていく)など私と同世代の方はいろいろな所でこのほんの一部を目にしたことがあるのではないでしょうか?92年刊行ですしね。

この本、アロメトリーと呼ばれる分野を解説したものになるそうです。
アロメトリー - Wikipedia
つまり、サイズによって違う生物であろうとも両対数的に考えると一定の法則性を導き出すことが出来る。それはすなわち、生物というのが基本的には同じ細胞単位からできており、同じ物理法則に支配されているからであるということで、おお、まさに生命の神秘という感じですよね。ただこの累乗則の数々は、簡単に説明するのは難しいものが多いらしく最も単純な4分の3乗則ですら(一定の解説はありますが)絶対的にそうだというにはかなり辛い、という感じでああ、やっぱり神秘というだけあって観測はできても理解は難しいのですなあ。

ただこれほどわかりやすく解説してくれている本はそう無いでしょうし、最後の章の棘皮動物などの話は正に目からうろこであります。キャッチ結合組織とかどうなんだろう、今は見つかっているのかな? いずれにせよ、まさにためになる新書という感覚で素晴らしかったです。

(まだ研究中のようですね 
東京工業大学 大学院生命理工学研究科 生体システム専攻 進化・統御学講座 生体統御学分野 研究について


☆4つ

一言:BMIもアロメトリーらしい。それはそうか。

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