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精神障害者をどう裁くか 感想



精神障害者をどう裁くか
岩波 明 (著)
光文社新書

「野放し」と「厳罰化」のあいだ--
なぜ「心神喪失」犯罪者たちは、すぐに社会に戻れるのか。
なぜ刑務所は、精神障害者であふれるようになったのか。

日本における司法・医療・福祉システムの問題点を暴く。

なかなかの良著です。精神障害者の犯した犯罪の責任を問わないという、刑法39条。そもそもこの法律が制定された理由、加えてその運用がどのようにされてきたか。更には精神障害者における重大な犯罪はどのようなものが存在するのか。犯罪における精神障害というのはどのようなものがあるのか、ということまでざっくりとしつつも事実を非常に丁寧な語り口で、中立な立場から描いている本です。

歴史的観点などは、今まで知らなかった事実も非常に多く、疑問を持ったならとりあえず読んでみるというのは非常にいのではないでしょうか。筆者自身の主張が弱い、といえばそのとおりなのですが逆に言うと読者にその判断を委ねているということであり、この本を一読すればそんなに簡単にこの39条への反対、賛成を示すことができないというのもわかると思います。法律以前に、制度上の問題が山積みなのです。こういうことをしらないで裁判員になるのはやっぱり良くないと思いますよ。うん。

発達障害で求刑超え懲役20年判決 「社会秩序の維持に」
これもこの本を読むとなんというか簡単にどうこう言えないですね。もちろんこの”許される限り長期間、刑務所に収容することが社会秩序の維持に資する”って言う文章に関しては本当にどうかと思うのですが。


☆4つ。

一言:精神科医って大変だなあ……

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