FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです 感想



ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです
榎宮 祐 (著, イラスト)
MF文庫J

ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白。世界を「クソゲー」と呼ぶそんな二人は、ある日“神”を名乗る少年に異世界へと召喚される。そこは神により戦争が禁じられ、“全てがゲームで決まる”世界だった――そう、国境線さえも。
他種族に追い詰められ、最後の都市を残すのみの『人類種』。空と白、二人のダメ人間兄妹は、異世界では『人類の救世主』となりえるのか?
――“さぁ、ゲームをはじめよう”。

やっっと……この感想が書けるっ………!!!!

個人的に今年のラノベで1位を獲得しているこの作品。オススメだけあって人に貸しまくってたので手元にはなかなか無く、感想が中々書けませんでした。しかし、満を持して……書きましょう!

まず、この作品の背景から。普段は語らない背景から語っちゃう辺り、私の気合はビンビンなのは伝わってくるでしょう!?
著、イラスト 榎宮祐とあるように、この本は自分で書いて、自分で絵をつけたという昨今のラノベ界ではかなり珍しいものです。ちなみに、他の例は『末代まで!』『ボイス坂』しか知りません。





ってまあ、その事自体は世の中当たり前で、話が考えられて絵がかけるなら、漫画家になればいいんですよね。実際、上記の2人、今回の榎宮祐さんも元漫画家です。ただ榎宮祐さんの場合、やや事情が特殊でして、どっちかというと『いつか天魔の黒ウサギ』という作品でイラストレーターも行なっていることからも分かる通り、イラストよりの方なんですね、本来は。



同人界では割と古い方で、コミケのシャッターでよく出してらっしゃいます。ま、漫画家兼イラストレーターという方が正しいんでしょうか? 私も非常に氏の絵が好きでして、よく買っておりました。ですが、昨年5月に胃癌という診断を受け、イラストはまだしも、漫画という負担の多い作業がかなり難しくなってしまいました。病床でもできる負担の少ない行動を追い求めた結果、氏はかつての一つの願いであったラノベ作家という道を目指すことになったのです(ババン! その後、紆余曲折を経てこの本が出版されることになりました。(ちなみに今、病気はかなり治ってらっしゃるらしいですが、まだ、回復しきっていないため漫画ではなく小説を主に書いているそうです)

さて、小説家としてデビューするというこの一連の流れをTwitterで割と追ってたんですが、自分、正直、アンマリ期待はしてなかったというか。だって、そんな簡単にラノベかけちゃったら全国のワナビ泣いちゃうじゃないですか。だから斜に構えて見てました。で、出版されて買って、現在所属の文芸サークルのアフターで読むわけです、これを。斜に構えて。

(喫茶店にて)
ああ、なんか最初の文章はやっぱり素人くさいなー……んー?ふむふむ……お?…お……?! ん?え、え、!?ちょ、おま、つぎぃっ!? 
(黙考して読み始める)

 (60分後)



とんでもなく面白いじゃないですかー!(土下座)

度肝を抜かれました。本当にこんなに集中して入り込んだ小説は久しぶりでした。

内容を語りましょう。一言で言うと ファンタジー+ライアーゲーム です。そう、剣と魔法のセカイに彼は、知略で悪知恵で争うというとんでもない題材を持ち込んだのです。もちろん、そのままでは主人公たちは活躍できませんので、世界には制約がかかっています。”全ての争いをゲームで決める。”これによって魔法が存在する中で、真っ当に頭脳で戦い抜くという今までにない世界を形作ったのです。

ん?彼らは魔法使えるようになるの? いいえ、主人公は魔法なんぞ使えません。 勝ち目無いじゃん? そのとおり。 じゃあどうするんだよお!? と思った時点で作者の術中にはまっています。 魔法が使えなくても、超人的膂力なぞなくても、頭脳さえあれば、ゲームであれば、いくらでもやりようは、あるのです。相手の土俵で戦わないようにするというのは、”ゲーム”の基本ではありませんか!

このような逆境設定の魅力に加え、キャラ造形も素晴らしいです。主人公は兄妹のツーマンセルですが、互いが互いの欠点を補いあい、互いが互いの欠点となるという、非常にフェチズムくすぐられる関係性であり(シロかわいいよシロ)、さらには(当然ですが)可愛らしいイラストがここぞというときに入り、テンションを下げません。サブヒロインもツンデレではありますが可愛らしく、敵キャラも憎めない可愛さがにじみ出ています。更に、主人公のセリフは熱く、適度に厨二病であり、我々の心をくすぐります。終盤の演説は笑い転げる秀逸さです。然り、然り、然り!とかクリーククリーク言いたくなる感じなんですよね!いや、ホント重ねてですが、榎宮祐先生、舐めててすいませんでした……

もちろん冒頭の通り、まだ文章が洗練されていない部分もありますし、2巻の展開もあるので(発売済みですがまだ読んでません( ゚д゚) いや早く読みたいのですがほかの積読の消化が…)今後どうなるかはわかりません。ただ1巻の時点では私の中では紛れも無い、ラノベらしい面白いラノベであり、久々に心から人に薦めたくなるものでした。迷ってる方がいたらぜひ買ってみてください! もし、つまらないと思ったら私の負けということで構いませんから、ね?

☆5つ

一言:「さあ――ゲームをはじめよう」

Comment

コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する

Track Back

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。