FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

刺青・秘密 感想



刺青・秘密
谷崎 潤一郎 (著)
新潮文庫

肌を刺されてもだえる人の姿にいいしれぬ愉悦を感じる刺青師清吉が年来の宿願であった光輝ある美女の背に蜘蛛を掘り終えた時、今度は……。
性的倒錯の世界を描き、美しいものに征服される喜び、美即ち強きものである作者独自の美の世界が顕された処女作『刺青』。作者唯一の告白書にして懺悔録である自伝小説『異端者の悲しみ』ほかに『少年』『秘密』など、初期の短編全七編を収める。

変態

このAAが浮かんだのは言うまでもありません。谷崎純一郎氏の作品を読むのは初めてだったのですが、こんな変態だったとは思いませんでした。作家は作品を通じて自らの考えを他者にぶちまけるものとするならば、ドンピシャです。処女作にこんなものをぶつけてくるとか末恐ろしい子…!いやあ、『刺青』、『少年』、あと『幇間』もですかね…? これは作者独自の美の世界じゃないです。ただの逆転好きMです、うん。

さらに加えて『秘密』での女装。(ま、この作品、女装が本質ではないと思いますが。)そして『異端者の悲しみ』での鬱病のような状態。『二人の稚児』に関しては、さて作者はどちらに感情移入していたのか。あるいはどちらにも感情移入などしていなかったのか。いやあ、昔からUT生はUT生と言うべきですね。(だいぶ穿った読み方だなあ)

この作品集の中で一番好きなのは『母を恋うる記』です。一番、綺麗で純粋で、それでも作者の気持ちがにじみ出ているようないい作品だと思いますな…みなさんはどれでしょう?

☆3つ。

Comment

コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する

Track Back

刺青・秘密谷崎 潤一郎 (著) 新潮文庫肌を刺されてもだえる人の姿にいいしれぬ愉悦を感じる刺青師清吉が年来の宿願であった光輝ある美女の背に蜘蛛を掘り終えた時、今度は……。性的

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。