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FF5の小規模な戯言
http://tttff5.sakura.ne.jp/wordpress/

11月読書記録

いつものー
良いのだけ抜粋。

2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:6165ページ
ナイス数:73ナイス

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (電撃文庫)ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (電撃文庫)感想
戦争嫌いでナマケモノで女好き、そんな人間が戦争を変えていく。 いや、コレは上手い。文句がねえ。戦記物自体は確かにライトノベルとしてはあり得る題材だが、着眼点や読み合いがすごく良いし、キャラクターとしての魅力もしっかりと作られた上で最後の最後のあの狙いで従来の戦記物読者すらぶっちぎっていく。このラノ上位もむべなるかなというレベル。彼がどう世界を変えていくのかを単純に見てみたいですよね……
読了日:11月29日 著者:宇野朴人
路地裏バトルプリンセス (GA文庫)路地裏バトルプリンセス (GA文庫)感想
第6回GA文庫大賞優秀賞 路地裏で行われる<血闘>。女装少年は一人の少女と出会い、師匠となる。いやナンダコレ、抜群に面白いじゃねえか。設定の工夫度合いに、敵の敵たる感じに、主人公の強さのバランスに戦闘の描写に、と何から何までレベルが高い。新人には珍しくキャラに華がしっかりとある上に、ストーリー上の展開も絶妙。ライトノベルとしての出会い、交流、苦節、そこからのカタルシス。ここまできっちり描けばそりゃあ文句がねえ。いやあいい新人が出たものですな。
読了日:11月24日 著者:空上タツタ
ぱんでもにうむ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)ぱんでもにうむ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
言わずと知れたなぱた大先生単行本2冊め。相変わらずいい感じのダメ男さ加減がたまらない。なぱたさんの素晴らしさは汁表現というよりは、どちらかと言うとその表情と目線の使い方にあるのではないかと個人的には思ってます。見た目の好みだとばかんすとか悪い子辺りですかね……素晴らしかったです。
読了日:11月18日 著者:なぱた
ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫)ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫)感想
全ての地平が海の下になった時代、『アフター』。少女・アキは懸命に生きていた。第21回電撃小説大賞 大賞。いやすごい。さすが電撃大賞。ラノベっぽくは確かにないけれど、ここではない世界とそこに生きる人の姿をしっかりと描きながら、そしてエンタテインメントとしての楽しさを両立させている。確かな文章力をもとに描かれる人々の暮らしは、人間の変わらなさを表すようで、素晴らしい…… いや面白かった。
読了日:11月14日 著者:鳩見すた
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)2 (GA文庫)落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)2 (GA文庫)感想
一騎の次の相手は同じ剣術を使う少女。剣術の戦いが今始まる。……わかった。この作品めだかボックスやったんやな……それはそれとして、ステラとのイチャイチャ具合もグッドだったし、バトルの迫力とかも前巻に比べて更に増してるし……! 3巻への続き方も素晴らしくて良いシリーズですねえ……
読了日:11月5日 著者:海空りく
魚里高校ダンジョン部! 藻女神様と行く迷宮甲子園 (ファミ通文庫)魚里高校ダンジョン部! 藻女神様と行く迷宮甲子園 (ファミ通文庫)感想
第16回えんため大賞特別賞 ダンジョンでの狩りがスポーツと成っている世界で、髪神の守護を受けた人間が甲子園を目指す! 単純に面白い!キャラクターの濃さも設定のインパクトも絶大だし、展開の熱さも見事。スポ根としての展開も素晴らしいし、いくらでも設定が広げられそうなのが本当に良いですね……って2巻打ち切り?マジデ?ファミ通ううううう!???!?!
読了日:11月3日 著者:安歩みつる
あいまいますく (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)あいまいますく (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
七宮つぐ実さん、初単行本。艦これの同人誌などでも素晴らしかったが、単行本でも汁表現や女の子の表情が非常に丁寧。属性としては純愛~浮気(NTRではあんまりない寝とりともちょっと違う?)で、良きかな。とらのあなだと収録されてない一番最初の短編集がつくので嬉しいですね。
読了日:11月1日 著者:七宮つぐ実

読書メーター

10月読書記録

広告消しついでに。おすすめのものだけを抜粋しておきます。
2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:7089ページ
ナイス数:130ナイス


めぐりドコロ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)めぐりドコロ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
友達以上恋人になりきれないカップルたちのイチャイチャ具合をしっかりとエロく描き出す睦茸さんの単行本。貧乳系もいいですが、巨乳系の作画も非常にうまく、適度な肉感にキャラクターの柔らかさ、全体の表情が本当に可愛い。4話の見開きは最高にうまいなあと思いますね
読了日:10月8日 著者:睦茸
七日の喰い神 (ガガガ文庫)七日の喰い神 (ガガガ文庫)感想
人に仇なすマガツガミを従えて彼らを対峙する主人公と喰い神の物語。人と人外ペアというパターンだが、キャラクターの強さが適度によく面白い。それぞれの神の様子も短編集としてわかりやすく、二人の関係も素敵
読了日:10月14日 著者:カミツキレイニー
GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)感想
ゆるふわな時間を部室で過ごすGJ部、新感覚4コマ小説。4Pごとというのも凄いが、ちゃんとそのあ合間合間にイラストが付いているのが素晴らしい。アニメも何度も見たけど、この独特な空気感を再現していたんだなあと感嘆する。キャラクターの可愛さから何から、ちゃんと生きてるし、本当にこれは面白い小説だなあ。ガガガ文庫はいい本を出したものだ。
読了日:10月20日 著者:新木伸
エロマンガ先生 (4) エロマンガ先生VSエロマンガ先生G (電撃文庫)エロマンガ先生 (4) エロマンガ先生VSエロマンガ先生G (電撃文庫)感想
現れた黒尽くめのエロマンガGと名前をかけて争うことになる……! ちょこちょこはさまるメタネタを楽しみつつも本丸はやはりいい想い合いであり、素直に面白いですよね。戦いは前半で終わるので、描きたかったのはあくまで……後半のあれということで。そうなると、あーなるほどなーという感じ。メディアミックスというのはよくも悪くも作者の心にガンガン響いてくる話なんですね……
読了日:10月23日 著者:伏見つかさ
エロマンガ先生 (5) 和泉紗霧の初登校 (電撃文庫)エロマンガ先生 (5) 和泉紗霧の初登校 (電撃文庫)感想
妹と過ごすバレンタイン、そして、”審査”が始まる……! いや来たよ!いいヒロイン?来たよ!俺妹に満ちていた叙述性がこの巻で復活してきました。それぞれのキャラクターの絶妙にわからない本心がガッツリと物語に関わってくる、そうそう、伏見つかさはやっぱりこうじゃないとな……話としてはのんびりしてますが、ネタの切れ味は増してきたし良くなってきましたね、更に!
読了日:10月24日 著者:伏見つかさ
できそこないの魔獣錬磨師 (富士見ファンタジア文庫)できそこないの魔獣錬磨師 (富士見ファンタジア文庫)感想
紋章によってモンスターを従えている世界。最弱のスライムを使った主人公の快進撃。第27回ファンタジア大賞金賞。最弱×最強系列ではあるが、その最弱の仕方がどうしようもない(ドラゴンに対してスライムは勝ち目がないとか言うレベルを超えている。)感じで、しかしそれでも工夫と努力と(ちょっとこの世界のチート的システムで)勝つというのは縛りプレイを見ているかのような感動を覚える。ドラゴンのキャラクターなども実にグッドで、読んでいてスカッとする素敵な感じ。
読了日:10月24日 著者:見波タクミ
亜人ちゃんは語りたい(2) (ヤンマガKCスペシャル)亜人ちゃんは語りたい(2) (ヤンマガKCスペシャル)感想
今回もデミちゃんたちの日常はのんびりと。主役は雪ちゃんかな? なんというか作品のJKらしさみたいなのが本当に大好きなんですけど、今回もよかったな~! 高橋先生の優しさも良かったし、雪ちゃんの話もいい話でした。名前を呼ぶ回は超萌えるし……しかし、さっちーのリアクションがいちいち面白くてそれも素晴らしい。終盤少し不穏な香りも有りますが果てさて?
読了日:10月28日 著者:ペトス
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) (GA文庫)落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) (GA文庫)感想
魔導騎士として最弱の素質を持つ主人公がそれでも最強を目指す物語。アニメ化もされていたので読んだが、これはなるほど技巧派である。細かいところを言えば設定とか色々最強系厨二な香ばしい感じでは確かにあるんだがそれはそれとして、展開やストーリー、味方キャラ、敵キャラの設定、何から何まで一つの流れと最後のシーンに至る流れを丁寧に作っており、ぐぬぬとうなってしまうレベルである。いや本当に上手い小説だ。
読了日:10月29日 著者:海空りく
災厄戦線のオーバーロード (富士見ファンタジア文庫)災厄戦線のオーバーロード (富士見ファンタジア文庫)感想
異次元から現れるグラフと能力を持って戦う世界で、最弱のヒロインを鍛えあげる! 第27回ファンタジア大賞金賞受賞作。主人公の最強設定自体はよくあるものだが、鍛えあげる方向や能力の工夫に主眼を持ってきており、わかりやすく面白いですね。ややヒロインの防御能力がわかりにくいですが、まあまあ全然いけるのでは。キャラクターの強さや構成などもうまくて、新人としてはかなりのものでしょう。
読了日:10月30日 著者:日暮晶

「すべてがFになる」書評

今日、「すべてがFになる」のアニメ試写会を見てきました。非常に丁寧に作られていて、
原作の手がかり部分をわかりやすく提示し、演出としても問題なし。
作画も良し。そして一番驚いたのが西之園さんが十分にキャラクターとしてカワイイということ。この辺は描き方もさることながら、CVである桐谷華、もとい種崎敦美さんの技もあると思う。2話までの上映だったが流れとしても丁寧に行っていて、原作ファンは納得の出来ではなかろうか?

それと、木戸衣吹ちゃんかわいい。真賀田四季の格好に扮して真っ白い膝丈ワンピースを着てらっしゃったんだが
もうとにかくカワイイ。髪型もロングが似合っていて最高でした。(レポ漫画でも書けよ!)

で、これを見て昔書いた自分でも頑張った『すべてがFになる』の書評を思い出したのでここにあげておきます。
掲載したのは新月お茶の会の月猫通り2145号 メフィスト賞特集内でした。特集も面白かったのでぜひ。

 メフィストといえば?と問われると、しがない美少女好きでラノベ読みな自分としては「ああ、あの西尾維新の?」と答えるほかない。それほどまでにラノベ界において、その名前が傑出しているというのは確かであり、(私は西尾維新ファンである)そもそもメフィスト自体が、私達にとっては縁遠い世界なのだ。ミステリィ読みがきっと魂を捧げて召喚している悪魔じみた新人賞なんだろう、程度のイメージしか持っていない。だから、今回の特集は「ああ、またミステリィ班がサバトを開き始めたのか」なんて認識であり、この作品の担当が決まった時もさほどの感慨はなかった。全ての読書は経験値だ。サバトに付き合わずとも、その熱気を感じるだけで十分に魔力を得ることはできる。そう、甘く考えていた。
 読み終わって、ただただ西尾維新のファンとして森博嗣という作家に今まで触れてなかったことを後悔した。西尾維新が森博嗣のファンであることはある程度知られた事実ではあるが、まさかここまで彼の原点であったとは想像もしてなかった。『クビキリサイクル』『サイコロジカル』は『すべてがFになる』をオマージュしたものであることは明らかであり、天才園山赤音や兎吊木垓輔はまさに真賀田四季の子どもたちであったのだ。そうか、これがかつて西尾維新の憧れたメフィストだったのか。父や母の田舎を訪れた時のノスタルジィに類似した感情が胸に去来し、今はただその安心感に心任せている。もし、このメフィスト特集がなかったとしたら……新月お茶の会がかくあったこと、企画担当者たる鳴臣がトロイの木馬であったことに感謝するばかりである。
 さて、いつまでも彼のことを語るわけにもいかない。本を語ろう。あらすじから語ろう。
 孤島にこもっている天才工学博士真賀田四季が何者かに殺害された。カメラで監視され誰も入ることのできない密室、出る場所もない部屋から消えた犯人、残された言葉はただひとつ。「すべてがFになる」助教授犀川創平とその教え子西之園萌絵はこの電子的密室を解決できるのか……!
 本格ミステリィに分類される作品として捉えて間違いはないだろう。密室における手がかりは序盤からとにかく丁寧に提示され、(というより、読み直してみるとここまで露骨に提示されていたのかと感嘆した)推理に関しても大きな飛躍なく、前半での絡まった糸が後半にきちんとほぐれて一本につながっていく、ミステリィとしての快感をしっかりと味わうことの出来る作品である。終盤においてすべてがFになるの意味を悟った時は喝采をあげてしまった。
 もちろんその一方で、キャラクタごとの個性はさほど強くなく、登場人物はあくまで”人間”として描かれている。はじめから人間として描かれていない真賀田四季は例外として、西之園萌絵に美少女性なども望むべくもないというのはやや残念なところでもある。ただし、この本が描かれてから18年の経った今となっては彼女のような典型的なお嬢様などという存在の幻想性は十分強化されているのでその辺りに美少女性を見いだせる人間が居るとすれば、それはそれで構わないとは思うけれども。彼女がキャンプに持ってきたアイスクリームはやっぱりハーゲンダッツなんだろうか。閑話休題。
 年月について先ほど触れたが、設定としてのコンピュータ関連の話題は今となってはやや古さを感じてしまうことは否めない。コレは作品のせいではなく、きっとコンピュータというものがあまりにも早く進化してしまっているだけでしか無いのだが。UNIXかー、UNIXかー、とかHDDが1GBの容量とか、telnetとかなんていうんでしょうね。前述したノスタルジィとかはおそらくこの辺りからも来ているのかもしれない。自らは体験していないけれど、その存在は知っている、そんなかすかな過去に触れた感覚……いやどう考えても錯覚なのだが。あのトリックも正直今のパソコンだと起きないだろうしな……携帯電話とインターネットが電話線を切るだけのお気軽な密室をぶっ壊したように、やっぱり情報化社会とミステリィってとことん相性が悪いのでは、と思わずにはいられない。
 また、どうにこうにも話がそれてしまっている。最後の話題で締めくくろう。この作品を最後まで読んだ時に一つだけ残る大きな謎に気づいただろうか。”彼女”はなぜウェディングドレスを着せられていたのか。ウェディングドレスというのは娘がその家をでるときに着せられる衣装であり、純潔を意味するものであることはみなさんご承知だと想う。もし、部屋を初めて出る”彼女”のために用意されたものだとしたら。それが犯人の精一杯のおもいやりであったとしたら……などと益体もないことを考え続けている。そうやって私達に人間らしさを想像させることが、作者なりのキャラクタへのセキュリティだとしたら……はてさて、未だ良い解答は思いつかない。ミステリィ愛好者方々にご教授願えたら幸いである。
 この本に出会えた感謝と、作者への敬意とを4095byteの文字列に込めながら。



解説(反転)→4095は16進数で?

歌姫

とりいそぎー!


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